建売住宅と注文住宅の違いは

自分たちのマイホームを建てようと動き出した時、「建売住宅」と「注文住宅」などのフレーズを情報誌やインターネットなどでもよく目にしませんか。このふたつの住宅ですが、何となくは分かっていても、しっかりとした違いを知っていますか？建売住宅はもうすでに家が建っています。なので住宅を目にすることも可能で、中も確認できます。

そして注文住宅は、間取りも自由にすることもでき自分の思い描くオリジナルな家を建てることも可能です。ですがそれ以外の違いがあるのでしょうか。ここではひとことで住宅を表されていますが、この二つの住宅の違いに着目してみます。あなたの家づくりに必要な情報がたくさんです。気になる部分も多いと思いますのでしっかりと解説していきましょう。

Contents

1 建売住宅と注文住宅の違いとは？
- - 1.0.1 建売住宅
  - 1.0.2 注文住宅
- 1.1 建築が制限される土地とは何？
2 あなたは建売住宅？それとも注文住宅？
3 お互いの住宅･･･メリットを見てみよう
- 3.1 注文住宅のメリットとは
  - 3.1.1 デメリットをあげるとすれば･･･
- 3.2 注文住宅のメリットとは
  - 3.2.1 デメリットをあげるとすれば･･･
4 注文住宅から・不動産・土地活用など幅広く応援します

建売住宅と注文住宅の違いとは？

まずは建売住宅と注文住宅の違いをしっかりと把握していきましょう。一般的に一戸建ての住宅の場合、建売住宅と注文住宅のこの２種類に分けられます。そこで建売住宅と注文住宅の違いを一言で表現するとすれば、土地付きの家を買うのか、それとも土地を購入して家を建てるのか、ということになります。

建売住宅

建売住宅の場合、住宅の売主や不動産会社などと売買契約を結んだ上で、土地付き建物を購入する場合を示しています。基本的には建物が建った状態での購入となる場合が多いですが、中には土地は決定しているが建物が未完成のものもあります。

建物が未完成の場合でも、このプランの中から選択などの場合となるので、選べる中から自分たちに合う間取りをセレクトする形が多いです。そしてこれから建物を建てる場合でも、建築確認申請が済んでいるので建物が法律をクリアしています。そのためいろいろな工程を短縮できるのが利点となりますので、基本的には設計変更はできません。

注文住宅

注文住宅の場合は、自分たちに合ったプランを建築士に設計してもらいます。そして建物自体は建築工事請負契約を結んだ上で建築します。建売住宅と違い、自分たちのライフスタイルに合わせた家など、自分たちの要望を含んだ住宅を手に入れることができます。ですが入手する土地の種類によっては、建築できる会社が制限される場合もあります。しっかりとした確認が必要です。そして注文住宅は、大まかに分けると下の種類に分けられます。

フルオーダー住宅

家に使用する材質や、設備の仕様、間取りに至るまで、住宅建築の全てにおいて自分たちで決定していく住宅になります。自分たちだけの家が完成するので、世界でたった一つの家となります。ですが、いろいろなことを計画・決定をしなければならないので、建築の知識も必要となる場合も考えられます。そして何より、時間と予算がかかってしまいます。

セミオーダー住宅

セミオーダー住宅とは、基本的な仕様や住宅設備などがあらかじめ何パターンか用意されており、間取りなどは自由に設計した上にその決められた物からセレクトしていく住宅です。フルオーダー住宅と違い、設計の知識が乏しくても戸惑うことなく決定していけます。必要に応じて設備のグレードアップなども可能です。

という風に注文住宅は建売住宅より自由もきき、バリエーションも豊かになります。自分たちの意向が反映される分、建築までにかかる打ち合わせや、建築工期、建築コストなどは多くなってしまいます。家は一生の宝物になるものです。しっかりと検討し、後悔のない家づくりをセレクトすることが重要です。

建築が制限される土地とは何？

土地の契約内容によっては、建築条件を規定している土地が存在しています。建築条件が設定されていない土地は、「建築条件なし土地とされ、」土地に建築条件が付けられている土地を「建築条件付き土地」といいます。建築条件なしの土地の場合は、自分の選んだ施工会社へ家の施工をお願いできます。ですが建築条件付き土地の場合は、施工会社があらかじめ設定されています。同じように見える土地でも、違いがあります。

あなたは建売住宅？それとも注文住宅？

ここまでは建売住宅と注文住宅の違いを解説してきました。その内容をふまえた上でおすすめの住宅タイプを解説していきましょう。

＜建売住宅がおすすめの方は･･･＞

住宅購入にあまり時間のかけられない方
すぐに入居したい方
デザインなどを含め、選ぶのが苦手な方
同年代の子どもなどの多い環境を求める方
仕上がりのイメージがはっきりわかる方が良い方

建売住宅はもう完成しているものから、いくつかのプランの中から選択するなど、打ち合わせや工期などの時間も短縮できる場合もあります。そして建売住宅が販売されている地域も、大型の分譲地なども目立ちます。同年代の子どももたくさんいる環境なども整えられていて、子どもたちを安全に遊ばせられる公園などを完備している所もあります。

＜注文住宅がおすすめの方は･･･＞

土地などの立地もこだわりたい方
自分自身のこだわりの家を作りたい方
自分自身で決断が出せる。そして選ぶことが苦痛でない方
建てたい工法があったり、設計事務所など自分が希望する会社がある方

このような方は注文住宅がおすすめです。注文住宅の場合建売住宅と比較すると、いろいろなものを選んだり、決断したりなどで、仕上がりも工期も変わってくる場合もあります。自分たちにピッタリフィットした家を作りたい人にはおすすめです。

お互いの住宅･･･メリットを見てみよう

ここまではお互いの住宅の違いに着目してきました。ここではお互いのメリットの部分を中心に解説していきたいと思います。良さを知ることで、自分たちに合う建て方が決まる場面も少なくありません。ぜひ後悔のない家づくりのために、しっかり把握しましょう。

注文住宅のメリットとは

１．即購入・即入居も夢ではない

建売住宅の最大のメリットは、「即購入・即入居が可能」な部分でしょう。完成している物件なら、気に入ってしまい購入ということも可能です。家族の生活リズムのターニングポイント（子どもたちの入学や新学期など）にも合わせることも可能なので、注文住宅なら無理だけれど、建売なら間に合う！という場面もあります。そして建売住宅の場合、一般的に使いやすい間取りや設備などがセレクトされている場合も多いので、オリジナリティーには欠けるかもしれませんが、使いやすい住宅と言えるでしょう。

２．購入価格がはっきりとしているので、購入しやすい

住宅購入で一番大変なのは「住宅ローン」です。建売と言えど安い買い物ではありません。土地も手に入り、建物と合わせた価格もハッキリと明確になっているので、ローンなどを組む場合も相談がしやすいです。

デメリットをあげるとすれば･･･

建売住宅のメリットとしてあげるとすれば、やはり自分たちの生活に合わせて作った間取りではないので多少不満が発生してしまう部分でしょう。そして、完成している住宅ならなおさらですが、建築中を見ていないので工事に対して不安が残る部分はあるかもしれません。

注文住宅のメリットとは

１．施工会社も間取りも･･･自分らしく

注文住宅では土地に建築条件などがなかった場合など、設計事務所やハウスメーカーなど自分の選びたい会社で家を建てることが可能です。や自分たちが過ごしやすい間取り、快適な設備など重度は無限大です。自由度が高いということは、間取りや外観などの部分だけではありません。予算の部分も自分たちのさじ加減で変化してきます。宅地の予算や建築の予算など、調整ができるのも注文住宅の特徴です。

２．建てている間も品質をチェック

注文住宅の場合、建売住宅とは違い建築途中のプロセスから住宅の仕上がりなど、品質をチェックすることが可能です。住宅は建ててしまうと見えなくなってしまう部分の多い商品です。建築途中だから見られる部分も多いのです。長い時間を過ごす家だからこそ、しっかりと確認できるのはうれしいです。

デメリットをあげるとすれば･･･

注文住宅の場合、建売住宅と比較するとどうしても建築コストは高めになる傾向があります。ですが自分たちの要望が詰まっている家になる訳ですから、仕方がない部分かもしれません。

注文住宅から・不動産・土地活用など幅広く応援します

今回は建売住宅と注文住宅の違いからメリットまで、幅広く解説してきました。自分たちの想いをカタチにするためには、たくさんの方法があります。地元の施工会社に頼む、ハウスメーカーに頼む。そしてプランニング力をあげるのであれば、建築士に頼むのも一つの方法です。

一級建築士というフレーズから、自分たちでは敷居が高いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが建築のプロだからこそ持つ、知識やノウハウがあなたの家のプランニング力を倍増させるのです。

建築士事務所にもいろいろなタイプがあります。いろいろな個性はありますが、お客様の要望を聞き、その想いにそってカタチにすることは変わりません。お客様の中では、自分の想いをうまく伝えられない人もいるでしょう。その想いをくみ取りカタチにする、相手に真摯に向き合い価値観を合わせていくなど、いっぽいっぽ積み重ねていきます。ぜひ一度あなたの想いを話してみませんか。

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