狭小住宅の間取りや価格とは|東京で10坪からの土地を活かす

住宅には狭いとされる「10坪からの土地」をいかに活用するのかが勝負になります。狭い土地を活かす方法として代表的なのが、「狭小住宅」です。

東京で建てる狭小住宅であれば10坪の土地からでも、間取りやアイデアによって快適な住まいを手に入れることも可能です。

今回は狭さに負けない住まいづくりを、川口市の設計事務所 KANAEL住まいるが解説します。

東京に多い!狭小住宅が建つ土地とは?

東京などの首都圏で戸建ての住宅を検討する場合、1番のネックとなるのが「敷地の問題」です。

自分たちの希望を家づくりに取り入れるためには、やはりそれなりの広さが必要となります。そういう部分では東京都内では、なかなか思い通りの広さの土地が手に入らない。あっても高額で手が出しづらいなど、様々なお悩みがあると思います。

こんなに狭くては住宅にはできない!と諦める必要はありません。「土地の特徴を把握する」ことで間取りなどに活かすことができるのです。

では実際東京に多いとされる土地の特徴を解説していきましょう。

狭小地とは

狭小住宅の建つ狭小地とは、実際に明確な基準があるわけではありませんが、一般的には約15坪か20坪以下の土地を指しています。

東京の場合、近隣に立ち並ぶ建物や他のあらゆる条件から狭小地になっていった傾向も高いでしょう。

そのため主に購入できる形状的には三角形や台形など、さまざまな形状となっており、整地されている土地に比べ使いにくい場合とされる場合が多いのが狭小地の特徴とも言えるでしょう。

変形敷地(変形地)とは

主に整地された土地の形状としては、正方形や長辺・短辺の差が少ない長方形などになっています。いわゆるこのような敷地を、「整形地」と表現しています。

一方逆に三角形などを含め多辺で構成されている敷地や、傾斜地、極端に細長い敷地などを、変形敷地(変形地)と表現します。変形土地などの場合、大手のハウスメーカーの規格型住宅では敷地に収まらないケースも多いのです。

狭小地を最大限に活かすためには、間取りなどに取り入れるアイデアや工夫がとても大切なのです。

狭小住宅のメリットを探ってみよう

一般的に狭小住宅とは、約15坪(50m²)以下の土地に建てられた狭く小さな住宅のことを表現しています。住宅の広さにばかり目が行きがちですが、たくさんのメリットがあるのです。

メリット① 利便性の高い土地

やっぱり一番のメリットは、立地の良さによる利便性の高さでしょう。

利便性の良い立地の場合、どうしても土地の価格は高くなってしまいます。しかし狭小住宅の場合住宅の面積が抑えられている分、今までだったら諦めてしまう立地でもマイホームが建てられる可能性が広がります。

メリット② 税金面・生活コスト面での削減

賃貸と大きく違う部分は、税金など「住宅に維持費がかかる」ことでしょう。不動産として所得することで、固定資産税や都市計画税などの負担が発生します。

狭小住宅の場合、土地や建物の面積が少ない分「税金面の負担を軽減できる」「光熱費の負担も抑えられる」など、様々な恩恵を感じることも可能です。

利便性の高いエリアであれば、公共交通機関を利用し脱自家用車」もひとつの方法でしょう。駐車場分は他の空間へ利用することも可能ですし、もし車が必要な場合でも、カーシェアリングなどを活用する方法など、日々の生活にかかる費用も抑えることさえ可能です。

メリット③ 年を取ってからも安心して暮らせる環境づくり

近年では年配の自動車での事故などの増加から、ある一定の年齢になったら「免許の返納」などを検討する方も多くなってきています。しかし生活の足となる自動車が必須!という地域があるのも現状です。

どんな年代でも過ごしやすい環境で家づくりをすることは、住宅にとって必要な部分でしょう。またどんな年代でも過ごしやすい平屋住宅であっても、狭小地で建築することも夢ではありません。

詳しくはこちらのコラムをご覧ください。>>「狭小住宅で平屋を建てる|10坪、15坪、20坪の間取り例と価格を公開」

東京の10坪からの土地|狭小住宅で間取りを活かすポイントとは

狭小住宅の場合、他の住宅よりも「横への制限がかかってしまう」部分は否めません。では東京で建てる住宅の間取りに取り入れたい!アイデアをご紹介します。

上を活かす間取りを取り入れよう

横への制限がかかるのであれば、縦の空間を間取りに活かしていきましょう。

例えば、ロフトや小屋裏などを活用することで「スペース」としても「収納」としても活用することができます。また視覚的に狭く感じさせない工夫を取り入れることで、快適性も大きく変化します。

また中二階やスキップスロアなど、立体的に活用できる間取りもおすすめです。

スペースを限定しない!間取りを取り入れる

昔からある日本の住宅は、「ここは居間」「ここはキッチン」など空間を区別する住まいづくりが主流でした。現在はLDKなど空間を固定しない使い方も多くなってきています。

空間を限定しないことで可変性が生まれ、ライフスタイルによって変化させることも可能です。また狭さを感じさせないアイデアとして、各スペースの仕切りも間仕切りやパーティションなどをうまく活用しましょう。

狭さを前面に活かす間取りを作る

狭小住宅は他の住宅と比べ、どうしてもスペースの狭さがネックとなります。であればそのネックを良さに変える!間取りにすることも方法のひとつです。例えば家事動線や生活動線をメインに間取りを配置することで、移動距離も少なくなり、毎日の負担も軽減してくれます。

また狭小住宅の場合、3階建てなどの建物を建築することでスペースを確保することも可能です。

家族がみんなで集うリビングは、生活の中でも大切な空間のひとつです。リビングを間取りの中心に置くことで、コミュニケーションも取りやすくなります。また3階建て住宅であれば、リビングを2階に配置することでどの部屋にも移動しやすい拠点となります。

このようにアイデアや工夫を家づくりに取り入れることで、狭さを感じさせない家づくりをすることも可能です。

狭いからこそ活きる!一級建築士のノウハウと経験

一級建築士「有田雅明」プロフィール

狭小住宅を建てる狭小地の場合、分譲地のような正方形の形状でないことも多くあります。そのため一般的な住宅会社の「規格型プラン」では、建築が不可能と断られることもあるでしょう。

「KANAEL住まいる」は、一級建築士の在籍している設計事務所です。

今まで培ってきた知識や経験。そしてノウハウなどを最大限活用し、「同じものは一つとしてない住まいづくり」をお手伝いします。

「こんな暮らしがしたい」「こんな間取りがいいなぁ」など、大まかなイメージでも大丈夫です。

お客様との何気ない会話からご要望を見つけ出し、アドバイスやご提案をさせていただいておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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■ 関連ページ

○ 住宅のプロだから活かせる~狭小住宅~

○ 沿道ブロック塀等の耐震診断の義務付けが開始 ~国土交通省~

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狭小住宅を建てる価格はどのくらい?

土地の広さや構造、デザインなど住宅建築に気になるポイントとは多々ありますが、1番は「価格」の面でしょう。下の物件はKANAEL住まいるでお取り扱いしている東京都内のマンション物件例です。

東京大田区売りマンション,狭小住宅

専用面積90坪の場合、約28坪となります。別途土地の購入費用のかからないマンションでさえ、約5,000万円の購入費用が発生します。

土地価格相場が分かる 土地代データのデータでは、47都道府県の中でも東京は土地の価格が最も高く、下の様になっています。

東京都の価格一覧                          2021年6月現在
公示地価平均 坪単価平均
東京都(1位) 113万3034円/㎡ 374万5567/坪

出典:土地価格相場が分かる 土地代データ

どのようなエリアを選択するのかによっても価格は大きく変化しますが、東京であれば狭小住宅でも2,500万~3,000万円前後。利便性の高いエリアであればもうちょっと価格帯も上がること頭の中に入れておきましょう。

住まいのこと・土地活用のこと 何でもご相談ください

当社、KANAEL住まいるは住宅の専門家です。そして土地活用も得意としている会社です。日頃感じているお困りも解決できるノウハウや経験を駆使して、あなたの生活を豊かにすることも私たちの大きな役割です。ぜひ一度相談してみませんか。KANAEL住まいるではこのように一歩ずつ夢の完成をお手伝いしています。

KANAEL住まいるは土地有効活用・不動産売買・仲介も扱っている会社です。でも基本は、お客様の「夢」、「思い」を形に。をコンセプトにしている設計事務所です。知識や経験・ノウハウでサポートします。ぜひ一度あなたの声を聞かせてください。その想いをかたちにしてみませんか。

KANAEL住まいる URL:https://etwas.co.jp/

住所:埼玉県川口市中青木1-4-8-109  tel:048-256-0501

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お客様の「夢」、「思い」を形に。をコンセプトにしている設計事務所です。

建築設計事務所ならではの提案や15坪からの土地有効活用など、

土地活用の提案も得意としています。

一級建築士・宅地建物取引士・ファインシャルプランナー・賃貸不動産

経営管理士など、様々な資格の知識から皆様の思いを形にしています。

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